お役立ちコラム

お役立ちコラム

外食企業決算まとめ【2022年12月期-上場63社】

外食上場63社 2022年12月期決算についてまとめております。

  • 緊急事態宣言等の発令されていた前期との対比では多くの企業が増収増益となりました。
  • 一方で収益性については黒字転換を果たした企業、引き続き赤字の継続する企業、一部では赤字転落した企業など混在している状況です。
  • コロナ後の消費の変化や原材料費等の高騰に対して各社の取り組み内容と結果に差がでたものと思われます。

 

市場調査の依頼やより詳しいデータのご希望はこちらまで、まずは初回無料相談から承ります。

決算概況


・単位は円です。
・Δは前年差、% Δは前年増減率になります。
・”評価”は売上高と営業利益の前年差異に対するものです。
・数値は各企業が公表するIR情報によるものですが、当ホームページの掲載数値に関して情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。

通期決算企業(10社)概況

  • ペッパーフードサービス、グローバルダイニングを除き各社増収となりました。
  • 収益性については、マクドナルドをはじめとするファストフード3社が引き続き営業黒字を確保しています。
  • ファミレス3社については赤字転落したすかいらーくと黒字転換を果たしたロイヤル、ブロンコビリーで明暗が分かれる結果となっています。
  • フジオフードシステムとペッパーフードサービスの定食2社は営業赤字に加え減損損失も大きく、自己資本比率を大きく低下させています。
  • なおすかいらーくについてはIFRS(米国基準)のため助成金等の差異が営業利益の前期比に反映されております。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
日本マクドナルドFF_洋連結3,523億10.90%338.1億-7.1億199.4億-40.1億2,773.7億6.60%2,067.2億6.40%74.50%-0.10%増収減益
すかいらーくFR連結3,037.1億14.80%-55.8億-237.9億-63.7億-151.1億4,247.7億-7.30%1,577.1億-5.10%37.10%0.80%増収減益
ロイヤルHDFR連結1,040.2億23.90%21.9億95.6億27.5億56.3億1,235.7億12.60%448.1億31.80%36.30%5.30%増収増益
アークランドサービスFF_和連結471.6億6.70%49.3億2,700万30億3.8億354.7億5.90%249.4億8.20%70.30%1.50%増収増益
フジオフードシステム定食連結265.3億4.20%-18.9億14.6億-34億-41.1億215億-24.50%5.8億-88.70%2.70%-15.30%増収増益
B-R サーティワン アイスクリームFF_洋連結220.4億17.1億12.3億199.6億114億57.10%
ブロンコビリーFR個別195.1億23.70%7.5億7.9億6.9億-2.7億214.8億-20.10%178.8億-0.50%83.20%16.40%増収増益
ペッパーフードサービス定食個別147.8億-22.00%-15.6億-1.4億-19.3億-23.1億62.2億-42.90%13億-60.60%20.80%-9.30%減収減益
小僧寿し寿司連結102.9億28.40%-6.1億-5.8億-9.5億-3.3億32億-48.40%4.5億-34.90%13.90%2.90%増収減益
グローバルダイニング居酒屋連結95.6億-0.20%2.2億-5億2.2億-8.2億72.4億-5.80%36億14.60%49.80%8.90%減収減益

※ B-Rサーティワンアイスクリームは連結決算への移行に伴い前期比がございません。

第3四半期決算企業(46社)概況

ファストフード(10社)決算概況

  • 第3四半期、ファストフード10社は各社増収となりましたが、幸楽苑の+0.2%から力の源ホールディングスの+33.3%まで増収幅には開きがあります。
  • 収益性では7社が営業黒字となった一方、幸楽苑、JBイレブン、ワイエスフードの麺類チェーン3社で赤字が継続しています。
  • なおトリドールについてはIFRS(米国基準)のため助成金等の差異が営業利益の前期比に反映されております。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
トリドールFF_麺連結1,408.7億20.50%80.7億-64.4億46.1億-45.2億2,629.2億15.60%707.3億19.40%26.90%0.90%増収減益
松屋フーズFF_和連結789.4億12.20%14.6億39.6億16.2億-9.7億787.3億4.20%417.2億-0.90%53.00%-2.70%増収増益
日本KFCHDFF_洋連結756.5億1.30%30.2億-28億20.7億-16.9億537.1億5.00%274.5億5.90%51.10%0.40%増収減益
王将フードサービスFF_麺連結690.6億10.00%59.3億9.1億45.1億-25.1億814億-9.20%607.2億5.20%74.60%10.20%増収増益
モスフードサービスFF_洋連結642億8.60%9.3億-22.1億9.1億-21.8億728.1億4.90%495.1億2.80%68.00%-1.40%増収減益
幸楽苑FF_麺連結192.3億0.20%-11.2億3.7億-16.3億-24.9億120.6億-24.00%20億-50.70%16.60%-9.00%増収増益
力の源ホールディングスFF_麺連結188.3億33.30%15.6億9.6億12億10.7億176.5億6.80%73.5億142.00%41.70%23.30%増収増益
JBイレブンFF_麺連結52.8億16.50%-1.9億-8,800万-1.1億-5.4億53.9億-12.60%13億-3.30%24.10%2.30%増収減益
ハチバンFF_麺連結49億19.80%1.6億3.9億1.4億2億49.2億-6.50%32.8億0.80%66.70%4.80%増収増益
ワイエスフードFF_麺個別10.6億8.50%-3,700万-800万5,600万3,700万26.4億-7.70%14.5億-2.60%54.90%2.80%増収減益

カフェ・定食(2社)決算概況

  • 大戸屋ホールディングス、銀座ルノアールの2社ともに増収増益となりました。
  • 増収幅、増益幅ともに大きいものの未だ営業赤字に止まっています。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
大戸屋ホールディングス定食連結174.9億27.00%-2,700万4.6億5,400万-11.3億95.3億2.10%35.2億31.10%37.00%8.20%増収増益
銀座ルノアールカフェ連結44.3億31.10%-3.5億4.8億-1.2億-4.4億65.8億-3.20%34.4億-3.60%52.40%-0.20%増収増益

ファミリーレストラン(7社)決算概況

  • 第3四半期のファミレス7社はいずれも増収増益です。営業黒字はグルメ杵屋、サガミチェーン、あさくま、フライングガーデンの4社となっています。
  • サトレストランシステムズとサンマルクホールディングスは増益幅は大きいものの営業赤字となりました。
  • フレンドリーは昨年2月に、親会社ジョイフルへ優先株を発行し債務超過を脱しましたが、自己資本比率は引き続き危険水準にあります。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
サンマルクホールディングスFR連結424.3億19.20%-6,700万24.7億6.7億45.1億481.4億-6.10%306億-7.10%63.60%-0.70%増収増益
サト レストランシステムズFR連結402.7億28.40%-6.1億26.3億-8.9億-26.9億355.2億0.40%146.2億5.80%41.20%2.10%増収増益
グルメ杵屋FR連結227.6億25.80%1,100万12.6億-5億-13.1億389.3億-9.30%85.9億-8.30%22.10%0.20%増収増益
サガミチェーンFR連結196.8億23.90%9.3億12.9億11.7億-2.6億245.5億-0.20%162.5億6.10%66.20%3.90%増収増益
フライングガーデンFR個別53.4億9.90%3.6億1.3億3億-8,300万39.3億3.80%26億9.10%66.30%3.30%増収増益
あさくまFR連結45.4億11.10%02.2億-8,300万-2.9億32.7億-20.70%23億-10.10%70.30%8.30%増収増益
フレンドリーFR個別15.4億18.30%-1.3億8,100万-1.2億-3,200万10.2億-35.00%3,800万102.80%3.70%91.30%増収増益

居酒屋(11社)決算概況

  • 居酒屋11社の第3四半期は各社大幅な増収増益となりました。
  • しかしながら営業黒字はワタミ、ヨシックス、一家ホールディングス、ヒューマンウェブの4社にとどまり、その他7社の営業赤字の規模は未だ大きい状態です。
  • 黒字企業4社に共通して言えるのは脱居酒屋を進め従来の中核事業からの転換を進め成功したことにあるといえます。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
ワタミ居酒屋連結591.7億26.70%13.2億41.7億18.9億30.3億536.2億1.70%199億32.40%37.10%8.60%増収増益
チムニー居酒屋連結145億95.10%-15.6億13.7億-17.4億-33.2億224.4億-9.90%45.1億-33.70%20.10%-7.20%増収増益
エー・ピーカンパニー居酒屋連結124.9億110.30%-13.7億10.2億-9.1億-14.7億89.8億-18.10%-2.1億-119.60%-2.40%-12.20%増収増益
ヨシックス居酒屋連結123.2億100.60%3.8億25.4億9.7億-7億124.7億0.50%87.9億9.10%70.50%5.60%増収増益
ヴィア・ホールディングス居酒屋連結107.3億40.80%-7.4億1.2億-7.7億-17.8億79.1億-22.80%15.4億-48.10%19.40%-9.50%増収増益
テンアライド居酒屋連結69.3億110.10%-11.6億12.9億-8億-8.4億75.2億-6.50%17.8億-22.30%23.60%-4.80%増収増益
一家ホールディングス居酒屋連結62.2億111.30%1.1億6.9億4,500万-3.2億47.1億-5.40%6.6億-13.90%14.10%-1.40%増収増益
マルシェ居酒屋個別34.4億72.20%-3.7億5.2億-4.6億-3.4億40.7億-8.40%1.9億-77.40%4.70%-14.40%増収増益
ホリイフードサービス居酒屋個別29.6億71.20%-3億4.8億-2億-7,400万26億-17.20%1.9億-71.10%7.30%-13.60%増収増益
ヒューマンウェブ居酒屋連結28.5億54.30%9,200万3.1億9,500万-1.6億23.8億15.90%9.8億167.90%41.10%23.30%増収増益
海帆居酒屋連結14.9億-3.6億-5.1億25.8億2.6億10.20%

※ 海帆は連結決算への移行に伴い前期比がございません。

寿司・焼肉(6社)決算概況

  • 宅配特化型のライドオンエクスプレスを除き各社増収増益となっています。
  • そのような中、営業赤字企業はカッパ・クリエイト、安楽亭、ジーテイストの3社、これらはコロナ前より収益性の低かった企業といえます。
  • 一方の黒字企業は元気寿司、あみやき亭、ライドオンエクスプレスの3社で、中でも元気寿司はコロナ前後で業容を拡大している企業であり、カッパ・クリエイトとの規模の差を縮めています。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
カッパクリエイトHD寿司連結525.9億3.50%-13.4億8.5億-16億-16.3億316.7億-4.30%101.6億-7.50%32.10%-1.10%増収増益
元気寿司寿司連結402.3億20.70%12.9億9.7億10.1億-1.8億300.5億12.20%102.8億13.00%34.20%0.20%増収増益
安楽亭焼肉連結211.4億22.40%-3.9億14.9億-3.6億-13.3億206億-9.60%45.2億-15.70%22.00%-1.60%増収増益
あみやき亭焼肉連結208.1億33.90%4,900万28.3億-9,100万-6.8億244.2億-2.10%198.4億-1.30%81.20%0.60%増収増益
ライドオン・エクスプレス寿司連結189.1億-1.30%7.6億-7.9億4.5億-5.9億139.2億16.40%70.3億-1.40%50.50%-9.10%減収減益
ジー・テイスト焼肉連結170.5億26.10%-2.9億12.2億2億-4.2億167億-0.70%72.8億-1.30%43.60%-0.30%増収増益

ディナーレストラン(5社)決算概況

  • ディナーレストラン5社の第3四半期はいずれも増収増益となりました。
  • WDIとうかいの2社は黒字転換となっていますが、ほか3社については未だ営業赤字が続いています。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
木曽路DR連結331.3億22.60%-11.3億18.1億-12.9億-21.2億487.5億-1.40%272億7.70%55.80%4.80%増収増益
WDIDR連結191.9億35.60%6.5億11.7億8.2億-200万173.2億-0.60%59.7億11.00%34.50%3.60%増収増益
ひらまつDR連結94.9億36.00%-3.3億11.2億-3.4億10.5億223.2億7.00%50億-21.90%22.40%-8.30%増収増益
うかいDR個別94.6億28.70%5.7億13.8億6億8.7億109.5億2.50%35.8億39.10%32.70%8.60%増収増益
関門海DR連結27.3億67.50%-8,700万5.1億-6,000万-4,400万45.8億0.50%3.1億-4.30%6.70%-0.30%増収増益

多業態ほか(5社)決算概況

  • 各社増収しておりますが、コロワイド、JFLAホールディングス、アトムが営業赤字となっております。
  • ファストフードの構成比の高いゼンショーHDは引き続き黒字を確保しました。同様にファストフードの多いフジタコーポレーションは黒字転換となっています。
  • なおコロワイドについてはIFRS(米国基準)のため助成金等の差異が営業利益の前期比に反映されております。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
ゼンショーHD多業態連結5,792.4億17.50%146億37.5億111.3億-24億4,628.9億7.90%1,115.1億12.60%24.10%1.00%増収増益
コロワイド多業態連結1,623.2億25.10%-17.7億-82.2億-23.3億-38.5億2,655.8億-2.60%475億-5.90%17.90%-0.60%増収増益
JFLAホールディングス多業態連結587億10.30%-3.9億4,000万-6億-6.1億512.1億-4.90%76億-26.20%14.80%-4.30%増収増益
アトム多業態個別258.4億-12.6億-14.5億236.9億89.4億37.70%
フジタコーポレーション多業態個別31億3.00%1,200万1.2億-1,500万4,500万26.7億-10.70%4,100万441.70%1.50%1.90%増収増益

※ アトムは個別決算への移行に伴い前期比がございません。

第2四半期決算企業(5社)概況

  • 第2四半期の各社は増収増益となりました。
  • なかでも物語コーポレーションはコロナ前を上回る売上と営業利益高に成長しております。
  • ジョイフルについてはコロナ後はじめての黒字転換となっています。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
物語コーポレーション焼肉連結441.8億24.30%34.8億19.7億22億-2.6億498.6億-2.00%247.7億13.20%49.70%6.70%増収増益
ジョイフルFR連結286.4億22.50%5.8億19.4億5.9億-12.5億284.1億-4.80%62.8億23.30%22.10%5.00%増収増益
きちり居酒屋連結50.7億58.60%-1.5億4.8億-1.6億-8.2億69.3億-19.70%7億-52.30%10.10%-6.90%増収増益
SANKO MARKETING FOODS多業態連結29.1億212.60%-3.6億2億-3.6億-3.9億23億-18.00%1.9億-81.70%8.20%-28.50%増収増益
かんなん丸居酒屋個別6億-2億-2.1億15.8億9.4億59.30%

※ かんなん丸は個別決算への移行に伴い前期比がございません。

第1四半期決算企業(2社)概況

  • FOOD&LIFE COMPANIESは減収減益ですが営業黒字です。おとり広告問題や迷惑行為の動画拡散など厳しい環境にありますが、外食各社の中では依然として高い収益性を保っています。
  • 東京一番フーズは増収減益となっています。ふぐ店主体のため冬季以外では収益性が低下することが想像できますが、今後新たに取得した寿司チェーンとのシナジーが待たれるところです。
企業名業種連結/
個別
売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
FOOD & LIFE COMPANIES寿司連結680億-5.00%15.7億-39億6.7億-27.2億3,304.9億12.50%623.7億-1.00%18.90%-2.60%減収減益
東京一番フーズDR連結20.8億3.50%1.3億-300万1.2億-1.6億46億-10.10%15.3億-0.20%33.30%3.30%増収減益

企業別決算ダッシュボード

時系列比較、業種間比較も容易なダッシュボードをご用意しました。
こちらも併せてご覧ください。


企業別既存店前年比推移(13ヶ月)

既存店売上前年比のトレンドを示すグラフをご用意しました。
こちらも併せてご覧ください。


市場調査の依頼やより詳しいデータのご希望はこちらまで、まずは初回無料相談から承ります。

飲食店専門コンサルタントにお任せください

Nautical Star Strategy & Analysy は飲食店専門のコンサルタントです。
豊富な経験をもとに安価で短納期、わかりやすいコンサルティングサービスをご提供いたします。
ご支援終了時には、お手元のITを最大限活用し貴社にて運用可能な状態で引き継ぎをさせていただきます。

無料経営相談窓口

無料オンライン経営相談窓口

無料オンライン経営相談についてはこちらのフォームよりお問い合わせください。
カメラ付きパソコン、タブレット、またはスマートフォンをお持ちであれば特別な機材は必要ありません。
※当日は60分程度のお時間をいただきます。
※日時については、追って調整させていただきます。

    お名前

    メールアドレス

    御社名

    所在地

    お電話番号(ハイフンなし)

    お問合せ内容

    ご相談内容