お役立ちコラム

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【2022年6月期】外食企業決算まとめ【上場62社】

外食上場62社 2022年6月期決算についてまとめております。

各社それぞれの取り組みによって、同じ業種業態に属しながら企業ごとに異なる結果も見られました。

 
市場調査の依頼やより詳しいデータのご希望はこちらまで、まずは初回無料相談から承ります。

業種別決算概況

・単位は円です。
・Δは前年差、% Δは前年増減率になります。
・”評価”は売上高と営業利益の前年差異に対するものです。
・数値は各企業が公表するIR情報によるものですが、当ホームページの掲載数値に関して情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。

洋風ファストフード(3社)決算概況

  • 日本マクドナルドが第二四半期決算、KFCとモスフードが第一四半期決算となる。
  • マクドナルドとモスフードが増収増益となった。特にマクドナルドは3月の値上げが客数を落とすことなく売上に寄与した模様。
  • 一方、KFCは減収減益で利益率も低い水準にとどまる。5〜6月の既存店客数を大きく落としていることに加え、値上げ予定が7月となっており、原材料費高騰の影響を大きく受けているのではないだろうか。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
日本マクドナルド連結第2四半期1,682.3億11.2%174.8億2.5億110.1億9,900万2,568.9億9.7%1,977.3億9.1%77.0%-0.4%増収増益
日本KFCHD連結第1四半期213.9億-3.0%2,100万-14.1億1.7億-11.6億443.5億5.1%261.3億8.2%58.9%+1.7%減収減益
モスフードサービス連結第1四半期193.9億4.0%2.3億-6.3億3.1億-4.6億679.9億5.6%488.9億6.3%71.9%+0.5%増収減益

和風ファストフード(2社)決算概況

  • アークランドサービスは増収増益が続き、コロナ禍にあって業容の拡大が堅調に進んでいる。
  • 松屋も増収増益ながら第一四半期で営業赤字となった。売上はコロナ前並みではあるが収益性の大きな低下が見られる。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
アークランドサービス連結第2四半期221.8億4.8%24億1.2億17.9億-7.3億336.3億1.6%241.8億3.3%71.9%+1.2%増収増益
松屋フーズ連結第1四半期249.7億10.8%-2.7億6.2億8.7億-2億778.6億5.6%412.2億1.1%52.9%-2.4%増収増益

麺類(7社)決算概況

  • 7社全て第一四半期決算で、幸楽苑が減収増益、JBイレブンが増収減益、ほか5社が増収増益となった。
  • トリドール、王将はコロナ前を上回る売上高、利益高を達成している。
  • 同じ業種に属しながらも幸楽苑、JBイレブン、ワイエスフードは営業赤字が続く。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
トリドール連結第1四半期438.2億17.10%46.9億-7,800万36.2億6.4億2,467億15.40%706.9億66.8%+28.7%8.80%増収減益
王将フードサービス連結第1四半期226.2億11.9%21.9億4.8億18.7億-2.7億850.5億-8.2%598.3億10.6%70.4%+11.9%増収増益
幸楽苑連結第1四半期62.2億-0.7%-3.4億1.5億-1,300万4,100万133.1億-15.8%36億15.2%27.0%+7.3%減収増益
力の源ホールディングス連結第1四半期54.9億31.0%2.9億2.7億3億3.7億155.4億-9.1%47.1億62.4%30.3%+13.3%増収増益
JBイレブン連結第1四半期16.6億21.7%-7,500万-2,700万2,700万-1,800万54.1億2.0%13.3億52.9%24.5%+8.2%増収減益
ハチバン連結第1四半期15.5億25.7%3,700万1.9億5,600万1.1億52.4億-0.7%32.1億-2.8%61.3%-1.4%増収増益
ワイエスフード個別第1四半期3.3億13.1%-1,500万100万1,500万2,000万26.3億-6.4%14.1億-4.8%53.6%+0.9%増収増益

定食(3社)決算概況

  • 3社とも赤字となった。
  • フジオフードと大戸屋は増収となったが、ペッパーフードは退店も続いており減収。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
フジオフードシステム連結第2四半期125.8億3.9%-12.7億7億-4.1億-5.6億258.8億-5.9%47.5億3.4%18.4%+1.6%増収増益
ペッパーフードサービス個別第2四半期72.1億-23.2%-8億2,900万-8.7億-6.9億75.6億-39.3%23億-14.7%30.4%+8.8%減収増益
大戸屋ホールディングス連結第1四半期54.3億33.4%-1.5億2.6億-5,200万-2.5億92.4億11.4%32.8億97.6%35.5%+15.5%増収増益

ファミリーレストラン(11社)決算概況

  • ジョイフルが通期決算で赤字ながら減収増益となる。赤字幅が縮小傾向にあり売上高は下げ止まっているが、未だコロナ前の6割代にとどまる。
  • 第二四半期決算となったすかいらーく、ロイヤル、ブロンコビリーは3社とも増収、しかしブロンコビリーは黒字転換を果たした一方ですかいらーくとロイヤルは赤字が続く。
  • ファミレス全般に売上の回復が遅れており、原材料費高騰の影響あって収益性の低下が継続している。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
ジョイフル連結通期466.2億-2.2%-31億2.7億25.3億7.3億295.8億-3.9%58.2億78.9%19.7%+9.1%減収増益
すかいらーく連結第2四半期1,415.9億11.8%-24.2億-28.8億-27.8億-22.8億4,352億-4.1%1,609億2.8%37.0%+2.5%増収減益
ロイヤルHD連結第2四半期473.9億22.5%-7.4億45.4億-6.7億25億1,134.6億3.2%394.6億15.0%34.8%+3.6%増収増益
ブロンコビリー個別第2四半期92.8億31.2%3.5億6.9億4.3億2,100万214.8億-17.1%177.4億1.4%82.6%+15.1%増収増益
サンマルクホールディングス連結第1四半期135.5億30.0%-3億12.6億2.7億4.3億473.3億-11.7%309.7億-16.4%65.4%-3.7%増収増益
サト レストランシステムズ連結第1四半期127.7億41.5%-3億11.7億-1.9億-8.1億347.1億9.4%149億32.9%42.9%+7.6%増収増益
グルメ杵屋連結第1四半期65.2億41.7%-3.2億6.1億-4.1億-1.8億386.9億1.5%87億-0.2%22.5%-0.4%増収増益
サガミチェーン連結第1四半期62.4億33.0%3.7億7.1億6.1億4.7億236.7億13.7%155.6億23.9%65.8%+5.5%増収増益
フライングガーデン個別第1四半期17.4億10.6%1.5億9,500万1.6億4,500万37.4億12.3%24.5億16.5%65.6%+2.4%増収増益
あさくま連結第1四半期14.2億23.8%-2,800万1.3億-2,900万-4,600万36.2億-7.6%23.8億6.3%65.8%+8.6%増収増益
フレンドリー個別第1四半期5億18.4%-4,600万2,700万-3,500万-2,500万11.3億-32.1%1.3億109.7%11.1%+88.7%増収増益

居酒屋(15社)決算概況

  • グローバルダイニングがコロナ前に迫る売上と上回る利益となった。
  • 営業黒字はグローバルダイニングとヨシックスのみ、そのほかは赤字が継続しているところが多く、自己資本比率が危険水準にある企業も見られる。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
きちり連結通期69.2億23.2%-11.2億2.5億1.5億7億73.7億-10.3%9.7億12.1%13.2%+2.6%増収増益
SANKO MARKETING FOODS連結通期24.1億-11億-4.4億23.1億5.6億24.2%
かんなん丸連結通期6.7億-9.3%-5.9億1.4億-800万5億18.4億1.8%11.7億-0.7%63.6%-1.6%減収増益
グローバルダイニング連結第2四半期45.9億-2.6%2,100万-4.4億5,500万-5.3億73.9億-0.4%34.8億32.2%47.1%+11.6%減収減益
ワタミ連結第1四半期178.4億27.6%-3億17.6億8.8億26.4億516.8億-1.5%159.9億12.0%30.9%+3.7%増収増益
チムニー連結第1四半期44.9億186.6%-5.8億7.5億-5.8億-17.6億230.6億3.5%57.5億-6.3%24.9%-2.6%増収増益
ヨシックス連結第1四半期38.9億179.8%1.2億12.4億5.1億5.8億102.3億13.5%73.6億16.5%72.0%+1.8%増収増益
エー・ピーカンパニー連結第1四半期37.4億171.0%-6.3億1.9億-7,800万2.6億95.7億-2.3%4億117.8%4.2%+2.3%増収増益
ヴィア・ホールディングス連結第1四半期35.9億64.0%-2.2億1.5億-2.1億-6.9億85.7億-21.2%21億-2.5%24.4%+4.7%増収増益
テンアライド連結第1四半期22.8億164.6%-3.7億6.8億-1.4億4.7億74.9億-2.3%19.1億16.5%25.5%+4.1%増収増益
一家ホールディングス連結第1四半期19.8億0-800万47.1億6億12.7%
マルシェ個別第1四半期11.3億146.9%-8,700万2.9億-8,800万-4,700万39.7億-2.7%5.6億-39.6%14.2%-8.7%増収増益
ホリイフードサービス個別第1四半期9.3億132.1%-1.3億2.4億2,800万2.2億27.2億6.2%4.2億-29.4%15.2%-7.7%増収増益
ヒューマンウェブ連結第1四半期8.1億96.4%-1,300万1.4億-1,200万-5,700万22.5億29.9%8.8億495.9%39.2%+30.7%増収増益
海帆個別第1四半期3.9億335.6%-1.2億5,700万-2億-1.3億18.5億216.1%2.5億136.2%13.5%+131.9%増収増益

カフェ(1社)決算概況

  • 6月期はルノアール一社のみ。営業赤字ではあるが増収増益となった。
  • 都市部の店舗が多いためか売上の回復は鈍いが、助成金収入が寄与したことで純利益は黒字となっている。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
銀座ルノアール連結第1四半期13.7億29.4%-1.4億1.9億3,000万-5,800万67.4億12.8%36億7.2%53.5%-2.8%増収増益

寿司(4社)決算概況

  • FOOD&LIFE COMPANIESはコロナ禍でも売上の成長を続けているが、原材料費高騰の影響から減益となった。
  • また同社は6月に景表法に関する問題が大きく報道された。これ以降客数を落としており、今後の業績に懸念がもたれる。
  • カッパ・クリエイトの第一四半期はわずかに増収ながら赤字となった。回転寿司各社の中でも低い収益性となっている。
  • 小僧ずしはM&Aに伴う業容拡大により増収だが、依然収益性は低く赤字転落。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
FOOD & LIFE
COMPANIES
連結第3四半期2,119.4億18.6%123.7億-58.7億52.5億-55.2億3,314.9億17.0%663.8億8.9%20.0%-1.5%増収減益
小僧寿し連結第2四半期53.2億66.1%-2.1億-2.2億-3.1億-3.4億50.7億208.3%3.4億-0.6%6.7%-14.1%増収減益
カッパクリエイトHD連結第1四半期168.1億1.7%-3.5億7.4億-4.2億-2.5億320.5億1.2%113.2億4.7%35.3%+1.2%増収増益
ライドオン・
エクスプレス
連結第1四半期58.7億-1.5%1.9億-2.7億9,300万-1.8億107.2億-5.9%69.6億-5.0%64.9%+0.6%減収減益

焼き肉(4社)決算概況

  • 通期決算の物語コーポレーションは増収増益、コロナ禍でも出店を続けており成長が続く。
  • 第一四半期決算のほか3社は大きく増収しながらも、あみやき亭のみが黒字。
  • これら4社のうち自社業態での成長が続くのは物語のみ、また安楽亭はM&Aにより業容を拡大した。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
物語コーポレーション連結通期732.8億14.5%28.7億3.2億37.3億10億462億-3.3%229.6億15.0%49.7%+7.9%増収増益
安楽亭連結第1四半期69.2億31.7%-2.5億6億4,500万-5,300万213.9億0.4%49.2億9.9%23.0%+2.0%増収増益
あみやき亭連結第1四半期69.1億48.8%2,800万12.9億7,100万700万242.3億1.7%200.8億2.2%82.9%+0.4%増収増益
ジー・テイスト連結第1四半期52.8億33.9%-1.2億5.9億3億6億172.8億5.9%73.6億14.0%42.6%+3.0%増収増益

ディナーレストラン(6社)決算概況

  • 各社増収増益ながら売上の回復は鈍い。
  • そのような中、収益構造の転換に成功したと見られるうかいとWDIが黒字転換となった。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
東京一番フーズ連結第3四半期46.8億29.3%-1.6億4.9億3.1億5.3億48.5億22.6%16億55.1%33.0%+6.9%増収増益
木曽路連結第1四半期100.8億40.5%-6.6億10.5億-6.6億-3.3億484.1億7.8%279.3億22.9%57.7%+7.1%増収増益
WDI連結第1四半期58.5億64.1%1.1億6.4億3.5億9億167.4億21.5%55.1億46.3%32.9%+5.6%増収増益
うかい個別第1四半期30.6億49.5%1.4億6.4億1.5億6.1億105.5億6.3%31.3億30.8%29.7%+5.6%増収増益
ひらまつ連結第1四半期28.8億52.2%-2.5億5.2億-2.6億5.2億222億17.2%51.4億115.6%23.1%+10.6%増収増益
関門海連結第1四半期6.4億207.2%-1.6億2.1億-1.6億-4,000万41.2億1.1%2億-5.6%4.9%-0.3%増収増益

多業態ほか(6社)決算概況

  • BRサーティーワンとアトムは連結-個別の変更から前期比較の記載がないが、単純比較では2社とも増収増益となっている。
  • 展開事業のうち居酒屋の構成比が高いJFLA、フジタコーポレーション、ファミレスの構成比の高いアトムで営業赤字が続いている。
  • また主力事業が寿司、焼き肉にあるコロワイドは原材料費高騰の影響を強く受け、減益幅も大きくなった。
企業名連結/
個別
決算期間売上高% Δ営業利益Δ当期
純利益
Δ総資産% Δ純資産% Δ自己資本
比率
Δ評価
B-R サーティワン
アイスクリーム
連結第2四半期100.5億11.3億7.4億193.9億111.5億57.5%
ゼンショーHD連結第1四半期1,784億16.9%26.6億-2.1億44.3億32億4,433.8億6.4%1,149.9億34.1%25.9%+5.4%増収減益
コロワイド連結第1四半期512.8億30.4%1.6億-10.3億1億-6.2億2,696億3.3%496.9億60.5%18.4%+6.6%増収減益
JFLAホールディングス連結第1四半期188.6億13.9%-6,100万1.5億8,600万2.6億483.1億-7.9%81.5億-17.2%16.9%-1.9%増収増益
アトム個別第1四半期83.9億-5.7億-6.5億239.9億97.3億40.6%
フジタコーポレーション個別第1四半期10.1億9.1%-3,400万3,800万-6,300万-400万29.1億-1.1%-3,700万-131.3%-1.3%-0.7%増収増益

企業別既存店前年比推移(13ヶ月)

既存店売上前年比のトレンドを示すグラフをご用意しました。こちらも併せてご覧ください。


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