外食主要18社 2020年12月期決算のまとめ

外食主要18社 2020年12月期決算のまとめ
ベンチマーク先の外食上場企業のうち12月期決算のあった18社の状況をまとめております。
各社ともコロナ禍の影響を受けたわけですが、比較的好調と言われる業種に所属している企業でも決算状況はまちまちだったようです。

外食主要18社 12月期決算まとめ 売上・利益

外食主要各社の12月決算期の売上と利益の状況をまとめております。

ベンチマーク先18社のうち増収増益企業は、マクドナルドHD、スシローGHD、物語コーポレーションのわずか3社となりました。

増収減益企業はKFCとモスフードの2社、KFCは営業利益では増益したものの特別損失の影響が見られ、モスフードは売上総利益率の低下から営業利益でも減益となっています。

減収増益企業はジョイフルの1社、営業利益では大幅減益だったものの店舗閉鎖損失引当金の戻りが大きく発生しております。

その他減収減益企業が12社、営業利益の赤字企業も11社となりました。

ファストフードと回転寿司はコロナ禍でも売上は比較的好調な業種と言えるのでしょうが、決算状況を見ると各社で明暗は分かれた模様です。

外食主要18社 12月期決算まとめ 総資産・純資産

外食主要各社の総資産・純資産の状況をまとめております。

12社が純資産を減少させており、その減少幅の大きさ、自己資本比率の水準から各種資本政策の実行を余儀なくされているようです。

また、不測の事態に備え借入によって手許資金を厚くしている企業も多く、結果的に総資産が大きく増加している企業もみられます。