外食企業決算まとめ【2022年11月期-上場23社】

決算概況

・単位は円です。
・Δは前年差、% Δは前年増減率になります。
・”評価”は売上高と営業利益の前年差異に対するものです。
・数値は各企業が公表するIR情報によるものですが、当ホームページの掲載数値に関して情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。

通期決算企業（1社）概況

• 串カツ田中1社のみ。営業利益は赤字だが助成金収入等あり純利益は黒字、増収増益となりました。
• 売上高は109億円で、コロナ前2019年11月期の売上高100億円に対して1割近い増収、店舗数も273店舗から317店舗へ1割超増店しています。
• 居酒屋に類する企業でコロナ前の売上を上回るのは極めて稀と言えます。

第3四半期決算企業（19社）概況

• ファストフード・カフェ7社、居酒屋・ディナーレストラン10社、定食・多業態の2社についてそれぞれ見ていきます。

ファストフード・カフェ（7社）決算概況

• コメダHDを除く6社が増収増益ですがリンガーハットは営業赤字となっています。
• 減益したコメダHDですが、営業利益率は21%と非常に高い収益性が維持されています。
• また、コロナ前2019年11月期の売上高を上回っているのはコメダHDとイートアンドの2社、営業利益が上回っているのはイートアンド1社となっています。

居酒屋・ディナーレストラン（10社）決算概況

• 新型コロナによる行動制限の影響を強く受けた業種のためか、各社増収率は非常に高くなっています。
• しかし営業利益が黒字となったのはクリエイト・レストランツとゼットンの2社のみでした。
• また、ワイズテーブルとユナイテッドコレクティブの2社は債務超過となっています。
• 直近の四半期決算で債務超過の外食企業はこの2社のみになります。

定食・多業態（2社）決算概況

• ライフフーズ（定食）、ジェイプロジェクトHD（居酒屋ほか多業態）ともに増収増益で営業赤字となっています。
• 2社ともコロナ前の売上には大きく届かない水準です。

第2四半期決算企業（1社）概況

• 銚子丸の1社、増収増益で営業黒字となりました。しかしコロナ前より売上は1割低下、営業利益も大きく減少しています。
• 回転寿司各社の中でコロナ前より売上を低下させているのは銚子丸とカッパ・クリエイトの2社です。
• 大きく増収を果たしているFood＆Life Companies、くらコーポレーション、元気寿司とは明暗が分かれる結果となっています。

第1四半期決算企業（2社）概況

• サイゼリヤは増収増益、黒字転換となりました。ファミリーレストラン各社がコロナ前の売上に届かない中、同社の売上高はコロナ前を上回っています。
• 大庄も増収増益ですが、引き続き営業赤字となっています。

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企業別既存店前年比推移(13ヶ月)

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